「困ったらリヤンドさん」と呼ばれる場所を、みんなで作り上げていく

施設長 竹田(看護師)
総合病院や専門病院で手術室・救急・IVRなど急性期看護の経験を積み、リヤンドファミーユでの訪問看護副主任を経て、2023年3月よりリヤンド-絆-姉崎の施設長を務める。121床・職員75名へと成長した施設を率いながら、「大切な人が大切にされる場所」を実現するため、日々チームと向き合い続けている。
▼前回インタビュー記事▼
「最期まで寄り添いたい」を叶えることができる、リヤンド-絆-姉崎の魅力
<目次>
・リヤンドへの転換で生まれた新しい顔
・「困ったらリヤンド」地域に欠かせない存在
・チームで育ち、喜べる職場を目指して
リヤンドへの転換で生まれた新しい顔
リヤンドになって、もうすぐ丸3年になります。外観はそのままですが、内装はエレベーターを1基新設しました。1階と2階には住宅型の居室を22部屋造設し、そちらでは訪問介護もスタートしています。施設の規模としては、以前の99床から121床へと拡大し、職員数も今では75名になりました。
ご入居者様が増えたことで、ご家族の面会も以前より頻回になり、施設全体に明るさや活気、生活感が生まれてきたと感じています。地域からの認知度という面でも大きく変わりました。前施設のイメージが払拭され、市原市以外の広いエリアからもお問い合わせや紹介、見学をいただけるようになっています。【リヤンド‐絆‐】として、しっかり地域に根付いてきた実感があります。

病気ではなく、その人を見ること
職員のみなさんに一番伝えたいのは、「思いを持って接してほしい」ということです。
ご入居者様の中には、残されている時間が短い方や、同じ状態を長くは維持できない方がたくさんいらっしゃいます。そうした方たちに関わるとき、病気のことだけを見てしまうと、治療的な病院に近い感覚になってしまいます。私たちの場所は緩和ケアやホスピスが中心ではありますが、それ以上に「その人らしさ」や「その人らしい生活」をどう支えるかが大切だと思っています。
介護施設では、人と人との関わりの中からしか見えないことがたくさんあります。そこから得られる学びや成長は、専門職としてだけでなく、「人としてどうあるべきか」に直結するものだと感じています。無理・ダメといった否定的な言葉ではなく、前向きな発言や行動を職員から見聞きするとき、とても誇りを感じます。

「困ったらリヤンドさん」—地域に欠かせない存在へ
他の施設でお断りされた方からのお問い合わせや、対応が難しいとされるご紹介を受けることが少なくありません。そのたびに、どうすれば受け入れられるかをチームで一緒に考え、できる限りお迎えしてきました。こうした取り組みが積み重なって、広い市原市のなかでも特殊な存在として認識されるようになってきたと感じています。
往診の先生からも、「リヤンドさんは地域にとっても、困っている方やそのご家族にとっても、もう無くてはならない存在だよ」と、折に触れてお言葉をいただいています。
そのお言葉が、私にとってリヤンド姉崎が地域に必要とされている証しになっています。まだ改善点はたくさんありますが、皆で悩みながら歩んできた道は間違っていなかったと、改めて確認できる瞬間です。

24時間訪問看護が生み出す安心と学び
医療対応型のホームで初めて働くという職員も多くいますが、私自身もそのひとりでした。夜間や緊急時・急変時に迅速に動ける体制が整っていること、そしてご入居者様がいつでも何でも頼れる環境があること。それがこの施設の大きな強みだと思っています。
独居の方やご家族と一緒に暮らせない寂しさ、病状への不安を抱えている方にとって、常に職員が近くにいる安心感は、何ものにも代えがたいものです。そしてその安心感を届けることが、職員にとってのやりがいにもつながっていると感じています。
緩和ケア・看取りケア、痛みや不安の緩和、多職種でのチームアプローチ。これらはすべて、その人らしい最期に向かうプロセスの中で実践的に学べるものです。お見送りまで深く関わることで、より深い死生観を持てるようになる。それが専門職としての成長にも、人としての成長にもつながると思っています。

真の援助者へ。チームで育ち、喜べる職場を目指して
質の高いケアを提供し続けるために必要なのは、良好な人間関係と、適切な情報共有、明確な役割分担だと考えています。相談しやすい風通しの良い雰囲気、自由に意見や提案ができる環境、職種を超えてお互いを尊重し、困ったときには支え合えるチームケアの文化。そういう職場をここで作り上げていきたいと思っています。
新しく入職されてくる方には、本当の意味での「援助者」になってほしいと思っています。失敗を恐れずに挑戦し、ご入居者様やそのご家族も含めた人との繋がりを大切にしながら、前を向いて頑張る姿を見せてほしいのです。皆で喜べる瞬間をたくさん作り、共感し合える職員になっていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

あなたでよかった、ここでよかった。その言葉を、みんなで
病院とは違い、ここでは生活の延長線上に看護や介護があります。ご入居者様と深く向き合い、その人らしい生活に最初から最後まで関わることができる。それがこの仕事の醍醐味だと感じています。
専門職としてのスキルアップだけでなく、一人ひとりとの関係性を築きながら信頼や安心をお届けし、人としても成長できる場所です。「あなたでよかった、ここでよかった」ご入居者様にそう言っていただける施設を、これからも皆で作り上げていきたいと思っています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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