答え合わせができるリハビリ。リヤンド姉崎で働く、施設唯一の理学療法士

理学療法士(PT) 磯野
新卒で千葉県袖ヶ浦市内の病院に入職。理学療法士として病院勤務とグループ内のデイサービスで約6年半勤務。2025年11月にリヤンド‐絆‐姉崎に入職。現在は施設唯一の理学療法士として勤務。
<目次>
・病院から介護施設への転職
・職域を超えて助け合えるチーム
・病院での経験が活かせる現場
・答え合わせができるリハビリの醍醐味
・歩行器の方が、外へ出た日
・施設リハビリを選択肢の一つに
病院とデイを行き来した6年半。介護施設への転職
理学療法士を目指す中で、就職先として病院・介護施設・クリニックの3択を考えたときに、私は「地元の介護施設で働きたい」という気持ちがありました。子どもの頃から近所の介護施設で開かれる夏祭りなどのイベントに遊びに行っていて、そこでおじいちゃん・おばあちゃんが楽しそうに過ごされている姿を見て、「いつか自分も、ここでリハビリに携わりたい」と思っていました。
ただ私が就職活動をしている当時、その施設では募集が出ていなくて。であれば、その介護施設と同じ法人グループに就職すれば、いつかチャンスが来るかもしれない。そう考えて病院の面接を受けたのが、最初のキャリアの選択でした。
新卒で病院に入職した後は、病院勤務と同じグループ内のデイサービスへの出向を繰り返しながら6年半を過ごしました。6年半が経った頃、仲の良い介護士の同僚から「リハビリの人を探している介護施設があるよ」と声をかけてもらったのが、リヤンド姉崎との出会いです。「知り合いの看護師さんがいるから、話を聞いてみる?」と声をかけていただいて、見学・面接に行かせていただきました。介護施設で働くことを一つの目標としていたので、とてもご縁を感じました。
予想以上の忙しさが、充実感に
入職する前は、介護施設の生活には穏やかな時間が流れているイメージがあったので、もう少しゆったりしたペースを想像していました。でも実際は、「リハビリをやりたい」と言ってくださるご入居者様がたくさんおられて、今は分刻みでスケジュールが進むくらい忙しいです。
現在は1日14人、午前6人・午後8人というスケジュールで、お一人30分のリハビリを担当しています。デイサービスでも一人職場を経験していたので、忙しさにはある程度慣れていたつもりでしたが、想定をはるかに超えていました。
でも、自分としては忙しい方がありがたい。「自分の働ける時間すべてを、ご入居者様との関わりに使えている」という感覚は、とても充実感を感じています。

垣根がないから強い。職域を越えて助け合えるチーム
病院では、リハビリはリハビリ、看護は看護、介護は介護と、職域がきっちり分かれている雰囲気がありました。でもリヤンド姉崎では、リハビリをしながら見守りもするし、必要があれば排泄の介助に入ることもあります。看護師さんが介護スタッフのサポートに動く場面もあったり。良い意味で「これしかやらない」という垣根がなくて、職種間でもお互いに自然と助け合える関係性があります。人数が限られた環境の中で、お願いしたときには「今行きます」とすぐに動いてくださるスタッフさんばかりです。決して後回しにしないで、困っていたらすぐに対応してくれる。看護師さんも介護スタッフもエキスパートの集まりだなと、日々感じています。職種で上下関係があるわけではなく、同じ目線でご入居者様のために動く仲間として関わることが大切だと思っています。
私は施設で唯一の理学療法士として、複数のフロアをまたいで担当しています。関わらせていただくご入居者様も職員の数も多く、まだ全員の顔と名前を覚えられていません。みなさんは一人PTとして覚えてくれているので、早く覚え返さなきゃと頑張っています。

病院での経験は、施設でも必ず活きる
6年半の病院・デイサービスでの経験は、今の現場でも活きていると感じています。タイムスケジュール通りに動く感覚は、忙しいデイサービス勤務時代に培ったものです。
もう一つ、病院勤務時代に徹底して叩き込まれたのが『リスク管理』で、この経験もとても役立っています。血圧の管理や点滴の位置、バルーンの高さと流量の確認など、リヤンド姉崎には医療依存度の高いご入居者様も多くいらっしゃるので、急性期病棟での経験がそのまま活きています。
病院経験のあるPTが介護施設で働くことへの不安を感じる方もいるかもしれませんが、病院でやってきたことは、介護施設でも存分に活かされます。むしろ、病院で磨いたスキルをより深く活かせる場が、介護施設にはあると感じています。

答え合わせができる。生活期リハビリの醍醐味
介護施設でのリハビリで、病院との一番の違いを感じるのは、時間軸の長さです。病院では、リハビリが良かったのか悪かったのかを悩んでいる間に退院してしまうことが多くありました。でも施設では、自分のアプローチが合っているのかどうかを、じっくりと長い目で評価することができます。リハビリテーションでの「答え合わせ」ができる感覚です。
現在は一人職場なので、誰かがやってくれるということはありません。でも、この環境も自分には合っていると感じています。「自分がやるしかない」という責任感が、やりがいにも繋がっています。負けず嫌いな性格もあって、「時間いっぱい、この方のためにできることをやり切りたい」という気持ちで、日々を過ごしています。
自分たちが諦めない限り、ご入居者様の人生に関わり続けられる。それがリヤンド姉崎でのリハビリの一番の魅力です。

歩行器だった方が、帽子をかぶって外へ出た日
特に印象に残っているご入居者様がいます。入所時は歩行器を使われていて、「廊下を歩けているだけでいい」とおっしゃっていた方です。それほどリハビリへの意欲が高いわけではなかったのですが、一緒にリハビリを続けるうちに、杖での歩行練習へと進んでいきました。
1ヶ月ほど経ったころ、部屋の中なら手放しで歩けるようになり、やがて「外を歩きに行きましょう」とお誘いすると、喜んでついてきてくれるようになりました。
今では、リハビリの時間になると、ご自身で上着を羽織って帽子をかぶり、杖を片手に「行きましょうか」と私を待っていてくださいます。30分で歩ける距離は400〜500mほどですが、外の空気を吸えるようになったことで、その方の世界は確実に広がりました。
ご家族も週1〜2回面会に来られていて、「外を歩いていますよ」とお伝えしたときの驚いた顔と喜んでくれた笑顔が忘れられません。ある日、「お家に帰りたい」とおっしゃって半日だけ自宅に帰られたことがありました。施設に戻ってきて、「家は良かったよ」と話してくれました。歩行器のままでは、一時帰宅は難しかったかもしれません。杖で歩けるようになったことで住み慣れたお家に一時的でも帰れたということが、本当に良かったなと思いました。
病院でのリハビリだと、退院がゴールになっていて、その後のことはなかなか見ることができません。でも介護施設では、最期までリハビリが続けられる。リヤンド姉崎のテーマである「大切な人が、きらきら輝く場所を創る」という言葉がありますが、ご入居者様の人生に少しでも彩りを添えられているなら、これ以上のやりがいはないと感じています。

「施設リハビリ」を、選択肢の一つに加えてほしい
病院から介護施設への転職を考えたとき、「一人でやっていけるだろうか」「急性期の経験が通じるだろうか」という不安を感じる方もいると思います。でも、病院で積み重ねてきたスキルは、介護施設でも求められます。リスク管理、疾患知識、患者さんとの関わり方、そのすべてが活きます。
長く関わることができるからこそ、当事者意識が高まり、自分の時間を精一杯使い切ってとことん向き合える。また、多職種のスタッフが助け合える環境もあります。
リハビリが良かったのか悪かったのかを、自分の目で見届けられる職場はそう多くはありません。誰かの人生に長く深く携わりたい方には、介護施設のリハビリはきっと合う仕事だと思います。リヤンド姉崎でのリハビリの仕事にも、ぜひ興味を持ってくださる方がいらっしゃれば、見学に来ていただけたらと思っています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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