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リヤンド-絆-荻窪 職員インタビュー Interview

“日勤だけ”でも人生の最期に寄り添える─リヤンド荻窪の介護職が語る医療対応型ホームの現場

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く介護職員

リヤンド荻窪 介護スタッフ 河野

百貨店やコールセンターでの勤務を経て介護職に転身。有料老人ホーム ルフラン荻窪で勤務後、2024年9月のリニューアルを経て医療対応型ホーム「リヤンド‐絆‐荻窪」にて介護職員として勤務。現在は日勤非常勤として、子育てと両立しながら終末期ケアに携わる。

▼目次
「この仕事を選んで良かった」
子育てと両立、今の私に合う働き方
ご家族と共に過ごした“最期の時間”―想いを形にするケア
安心して働ける環境
就職を検討中の方へ

販売員・営業職から介護の世界へ

介護の仕事を始める前は、百貨店で販売員をしていました。その後、有料老人ホームで介護職に就きましたが、引っ越しを機に一度離れて、コールセンターで働いた時期もあります。義理の母が居宅介護支援事業所をしていたため、訪問介護を少し手伝ったこともありました。その後、現在のリヤンド‐絆‐荻窪の前身にあたる「有料老人ホーム ルフラン荻窪」に入職し、2024年9月にリヤンド‐絆‐荻窪にリニューアルしてからも継続して勤務しています。

「この仕事を選んで良かった」と心から思えた瞬間

学生の頃に私自身が入院した経験があり、そのときに働く看護師さんの働く姿を見て「かっこいいな」と思ったのを覚えています。医療や福祉の世界にはもともと関心があった中で、将来的に親の介護が必要になった時を考えると、介護職はより身近で、家族に直結する仕事だと思ったのが介護の仕事を選んだ大きな理由です。

介護職として働く中で、連休明けに出勤したときにご入居者様から「寂しかった。辞めたかと思った」「顔を見て安心した」と言っていただけたことがあります。その瞬間に、「この仕事を選んで良かった」と心から思いました。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く介護職員

子育てと両立しながら、今の私に合う働き方

有料老人ホーム ルフラン荻窪に入職した当時はまだ子どもが小さく、家庭との両立を最優先に考えていました。短時間から働きたかったので最初は派遣で9時~16時勤務からスタートし、少しずつ仕事に慣れてから直接雇用になりました。

現在は2人の子どもが小学生になって少し手を離れたので、8:30~17:30の日勤フルパートで勤務しています。夜勤や早番・遅番はせず、日勤のみ。夫は出張も多い仕事のため、今はこの働き方がちょうど良いと感じています。

医療対応型ホームへのリニューアル─環境の変化をチャンスに変えて

リヤンド荻窪は、2024年9月に有料老人ホームから医療対応型ホームへとリニューアルした施設です。併設する訪問看護ステーションがOPENし、看護師さんが24時間体制になり、医療提供体制も大きく変わりました。はじめは「どうなるんだろう…」という不安な気持ちはありましたが、それ以上に「これからもっと医療的なケアを学べる」「介護職としての幅を広げられる」と思い、ワクワクする気持ちの方が大きかったです。

リニューアルに伴って人員も大きく入れ替わり、前身の施設から介護職員で残ったのは私を含めて2人だけでした。最初は戸惑いもありましたが、「一から人間関係を作っていこう」と割り切って前向きに捉えていました。「新しい職場を新しいメンバーと一緒に作っていこう」と、オープニングスタッフのような新鮮なスタートを切ることができました。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪の食堂・デイルーム

ご家族と共に過ごした“最期の時間”―想いを形にするケア

医療対応型ホームであるリヤンド荻窪に変わってからは、医療依存度の高い方やがん末期の方の受け入れも増えました。人生の最期が近いことをご本人も分かっていらっしゃる方も多く、不安を抱えながら日々を過ごされています。「どう寄り添えばいいのか」「今できることは何か?」を常に考えながらケアにあたっています。

終末期のご入居者様で、ご家族様の希望で小さな演奏会を開いたことがあります。お父様に「最期に聞いてもらいたい」「お孫様のピアノも聴かせてあげたい」ということで、娘さんとお孫さんがピアノを演奏し、娘さんの音楽学校時代のご友人で声楽家の方も参加されて、リヤンド荻窪の1階のサロンでミニリサイタルを行いました。ご家族様が手作りでパンフレットまでご用意されていて、ご入居者様の大学時代のご友人も6〜7名ほど来られて、本格的なリサイタルでした。

入居者様は体調が優れない時期でしたが、楽譜を見ながら一緒に口ずさまれる場面もあり、涙ながらに喜ばれていました。「最後にこうしてあげたい」というご家族の思いに寄り添い、形にできたことが心に残っています。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く介護職員

ナースコールの先にある、“表に出せない思い”に気づく

リヤンド荻窪には、リニューアル以前からご入居されている方もいらっしゃいます。比較的自立しておられる方の中には、レクリエーションなどアクティビティを望まれる方もいれば、ベッド上で動きにくい方や呼吸が苦しい方もいらっしゃいます。同時に複数のご入居者様に対応しなければならない中で、『一人ひとりの一日をどうつくるか』を考えることは、とても難しいことでもあります。

忙しい現場の中でも日々心がけていることは、ナースコールが鳴ったらできるだけすぐに対応することです。周りのスタッフに「私はこちらに行くので、そちらをお願いします」と声をかけ合い、密な連携を大切にしています。

ご入居者様の方も、こちらの忙しさに気を遣って言い出せないことがあるように感じています。私たちの忙しさを気にかけて「後でいいですよ」と遠慮される方もいます。だからこそ私は、こちらから「何かしてほしいことはありますか?」と声をかけるようにしています。コールで呼ばれて用件に対応した後も「他に何かありますか?」と一言添えると、「実はこれもお願いしたかったの」と笑顔を見せてくださる方がいます。ベッド上で動きにくい方や呼吸が苦しい方もいらっしゃるので、こちらから積極的に声をかけるようにして、“表に出せない思い”を言語化するお手伝いができるように、日々心がけています。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く介護職員と食支援チーム

医療と介護のチームで支える、“その人らしい食事時間”

毎週、訪問歯科の先生や言語聴覚士(ST)、歯科衛生士といった嚥下の専門職の方々が来てくださいます。嚥下状態に合わせた食事の工夫、とろみの濃さや混ぜる順番、食事の際の姿勢の角度など、実践的なアドバイスをいただけることで、自分たちのケアの幅も広がっています。

日常を継続的に見ている私たちは、「今日はいつもより飲み込みが遅い」「食事中に少し咳き込んだ」など、普段の様子をしっかり伝えるようにしています。「いつもと違う」といった気づきを専門職に共有し、医療と介護が一体となって“その人らしい食事時間”を支えていく。それがリヤンド荻窪ならではのチームケアだと思います。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く介護職員

仕事も家庭も応援してくれる仲間がいる場所

一緒に働く職員は明るい方が多いです。女性7名・男性3名ほどで、ベテランの方が多いと思います。私は介護歴では下から数えた方が早いくらい。病院勤務の経験がある方もいて、病気についての知識や「このケースはこうした方が良い」といった判断を教わることもあります。お互いの知識や経験を持ち寄って、いいところを取り入れていく感じで働いています。

 子育ての先輩ママも多いので、例えば子育てや家庭の話題でも「その状況、よく分かるよ」と理解して共感してくれる方がたくさんいます。子どもが小学生になったこともあり、急な発熱で欠勤することは少なくなりましたが、子育てや家庭との両立を相談しやすいことも、この職場の良さだと思います。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く介護職員

経験を学びに変える─成長できる環境で働く魅力

これから介護職員実務者研修を受講するところです。これまでは経験でやってきた部分を、知識として整理し直したいです。日々のケアの中で“何となくやってきたこと”を、根拠を持って実践できるようになりたいと考えています。将来的には介護福祉士の取得も視野に入れて、知識と経験の両輪で質の高いケアを提供できる介護職を目指したいです。

リヤンド荻窪は、看護師さんが24時間常駐しているため、医療的なサポートが必要な場面でも安心して介護ができます。難しいこともありますが、ご本人やご家族の「こうしてあげたい」という想いに応えながら、その人らしい時間を支えるやりがいがあります。学びの機会も多く、成長したい方にはとても良い環境だと思います。

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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