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リヤンド-絆-荻窪 職員インタビュー Interview

ライター×夜勤専従看護師─二足のわらじで叶える自分らしい働き方

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く夜勤専従看護師

夜勤専従看護師 柳川

看護大学を卒業後、都内の総合病院に就職。血液内科で1年間勤務。その後、一度は看護の現場を離れ、ライター業に挑戦。現在は、昼はライター業・夜は夜勤専従看護師という二足のわらじを履いて活躍中。

▼目次
“こなすだけの看護”から抜け出したい
昼はライター、夜は看護師
十人十色の暮らしに寄り添う
看護も介護も一つのチーム
看護も好きなことも大切に

「言葉の力で誰かを支えたい」─看護師を志した原点

看護師を目指したきっかけは、祖母が交通事故でICUに入院したときのことでした。

とても厳しい状況のなかで、看護師さんが優しく声をかけ続けてくださって、私自身とても救われました。「寄り添う声かけで、辛い人の心を支えることができる」ということを実感しました。

ちょうど進路を考えていた時期でもあり、「私も、人の悲しみを少しでも和らげてあげられる仕事に就きたい」という思いから、看護系大学への進学を決めました。

“こなすだけの看護”から抜け出したい─私の葛藤と転機

卒業後は都内の総合病院で看護師としてのキャリアをスタートしました。血液内科の病棟に勤務し、手技の経験も豊富に積むことができました。慢性期や末期の患者さんも多く、幅広く症例も学びました。でも、働くうちに「自分が理想としていた看護とは少し違うかもしれない」と感じるようになっていきました。

総合病院では、常にスピードと正確さが求められました。多くの命を救うためには欠かせないことですが、私が目指していたのは「目の前の人に丁寧に関わる看護」でした。

忙しさの中では先輩たちに分からないことを質問する余裕もなく、また患者さんとゆっくりお話しする時間もなかなか取れない日々が続き、いつしか“処置をこなすだけの自分”になっているような感覚がありました。

このまま続けて、私が目指していた看護師になれるのだろうか?」という葛藤が強くなり、悩んだ末に、一度看護の現場を離れることを決めました。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く夜勤専従看護師

昼はライター、夜は看護師─見つけた“私らしい働き方”

総合病院を退職した直後は「看護師に向いていないのかもしれない」と感じ、いったん看護から離れました。やってみたいことにチャレンジしようと思い、ライティングを学ぶために半年間スクールに通いました。取材や原稿執筆の基礎を学び、看護師としての経験を活かして、医療系の専門メディアの記事執筆を担当させてもらっています。

一方で、夜は近所の有料老人ホームで非常勤の夜勤専従看護師として働き始めました。昼はライター・夜は看護師という全く違う仕事ですが、二足のわらじが私には合っていて、とても充実した時間を過ごせています。現在まで2年ほど、この働き方を続けています。

「ここなら寄り添う看護ができる」─リヤンド荻窪との出会い

引っ越しをきっかけに新しい職場を探していたときに、リヤンド荻窪の求人を見つけました。

医療対応型ホームという言葉に興味を持ち、調べていくうちに、「ここなら血液内科で学んだ経験を生かしながら、寄り添う看護ができる」と感じ、入職を希望しました。

入職してから最初の3日間は日勤帯に入らせてもらい、基本的な流れや手技を丁寧に教えていただきました。先輩が常にそばについてくれて、「ここは一緒にやってみよう」「分からないところは確認しようね」と声をかけてくださり、落ち着いて学べる雰囲気でした。慣れない環境でも焦らずに職場に馴染めたのは、先輩スタッフたちの温かいサポートのおかげだと思います。

夜勤専従という働き方にも皆さん理解をしてくれて、自然とチームの輪に入ることができました。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く夜勤専従看護師

十人十色の暮らしに寄り添う─“その人らしさ”に合わせる看護

大学時代に、尊敬する教授から「人の暮らし方は十人十色。あなたなりの楽しい看護を見つけてね」と言われた言葉が、今の看護観のベースになっています。

リヤンド荻窪は、一時的に入院する病院のような“通過点”ではなく、“暮らしの場”です。だからこそ、自分の「良い」を押し付けるのではなく、その人がどう生きたいのかを丁寧に聴き取り、対話を通じてその選択を支えたいと考えています。

ケアについても「いつものルーティンだから」ではなく、体調や表情を見て「今日はこの方に何が必要か」をその都度アセスメントすることを大切にしています。吸引や内服ひとつにしても、ただ行うのではなく、その方にとって本当に心地よい選択なのかを考える。一見、雑談のようでも、コミュニケーションを通じて本当に困っていることや「こう過ごしたい」という思いが見えてきます。そんな一つひとつの積み重ねが、穏やかな時間につながれば良いなと感じています。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く夜勤専従看護師

“話す”ことがケアになる─夜勤専従で感じる看護の深さ

夜勤専従ならではの難しさとして、ご入居者様の日中の活動の様子やその方が楽しみにしていることが見えにくい点はあります。夜勤帯は「眠りを支える」業務が中心になるので、日勤の看護師さんや介護士さんから、その日のご様子を丁寧に共有してもらっています。

一方で、夜は比較的落ち着いた時間が流れることが多く、ゆっくりお話をうかがえるのが良さです。お手伝いよりも会話の時間が長くなることもあります。特に終末期の方にとっては気持ちを整える大切な時間です。病気以外の話をすることで気持ちが整理され、「話せてよかった」と笑顔を見せてくださる方も少なくありません。そこから本当に困っていることや「こう過ごしたい」という思いが見えてくることがありますし、どんなケアなら無理なく受け入れていただけるかを考えるヒントにもなります。

夜の会話の中で気づいた小さな変化や「こういう声かけをすることで、納得してケアを受け入れてくださった」といった学びを、日勤帯のスタッフにも共有しています。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く夜勤専従看護師と介護職員

看護も介護も一つのチーム─“その人”をみんなで支える喜び

先輩看護師の皆さんは優しい方が多いです。整形外科や精神科など出身領域がさまざまで、お互いの強みを尊重し合える環境があります。私は血液内科出身なので点滴やポンプ管理などを活かせますし、皆の専門性を持ち寄ってチームで支えます。経験が豊富でなくても、皆で補い合い、これから一緒に経験を積んでいく雰囲気があります。個性を活かし、伸び伸び働ける職場です。

また、介護のプロの方から学べることがたくさんあります。たとえば体位変換や移乗、オムツ交換の手順やコツを丁寧に教えていただきます。「その方は立てるから、こうやって移乗すると車いすに乗りやすいよ」といった生活能力に関する情報は、介護士さんのほうが詳しいことも多いです。

特に夜勤帯は人数が少ない分、看護と介護の境目がほとんどありません。これまでは医療的ケアが中心でしたが、体位変換や移乗、オムツ交換などにも積極的に関わるようになり、バランスよく業務ができるようになりました。

介護士さんと肩を並べて働くなかで、「医療」「介護」と分けるのではなく、目の前の“その人”をみんなで支える。役割を越えて力を合わせられることがとても楽しく、大きなやりがいにつながっています。

東京都杉並区・荻窪駅近隣に2024年9月にオープンしたリヤンド-絆-荻窪で働く夜勤専従看護師

看護も好きなことも大切にー自分らしく働ける場所

リヤンド荻窪での経験を通して、がん看護や緩和ケアに関心が深まり、将来的には、認定看護師や専門看護師の資格取得にも興味があります。それ以外にも、JICA(国際協力機構)の海外協力隊にも興味があったりします。ライター業は場所を問わず続けられるので、働き方の選択肢を広げたい。看護師の仕事も、好きなことも、どちらも続けていきたいなと考えています。

私は今、夜勤専従・非常勤という働き方ですが、看護師という仕事の強みはそうした色々な働き方を選べることだと思っています。リヤンド荻窪は、そういった個人の働き方や価値観を尊重してくれる環境にあります。シフト希望も柔軟に聞いていただき、連休もいただけているため、ライターと看護師の二足の草鞋ながら、余暇も楽しめていると思います。

色々な人が自分らしく楽しく働くことのできる場所なので、就職を検討されている方は、ぜひ検討してみてください。

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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リヤンド荻窪は、一人ひとりの想いや働き方を尊重しながら、穏やかな時間に寄り添う看護を大切にしている職場です。「処置だけでなく、人と向き合う看護がしたい」と感じている方には、きっと心地よい環境だと思います。自分らしい看護のかたちを一緒に見つけてみませんか?

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